軽 · く クロナビ軽貨物・黒ナンバー開業ガイド

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顧客・荷主の獲得と関係づくり

黒ナンバーを取り、車も用意した——ここからが本番です。軽貨物で食べていけるかは「仕事を切らさず、単価の合う荷主とつながり続けられるか」で決まります。委託から始めて直請けを増やし、リピートと紹介で仕事が回り出すまでの、現場目線の進め方をまとめました。

最終更新:2026年7月21日

結論から言うと、王道は「委託で基礎体力(配達スキルと土台の収入)をつくり、少しずつ直請けを増やして単価と安定を高める」こと。焦らず段階を踏むのが、いちばんの近道です。

01仕事が途切れない人の共通点

長く続くドライバーには共通点があります。それは「収入の入り口を1本に頼らない」こと。1社の委託だけに依存していると、その会社の都合(単価切り下げ・エリア変更・契約終了)で収入が一気に崩れます。逆に、委託・マッチング・直請けを組み合わせている人は、どれかが減っても他で補えます。

POINT

「単価が高い=良い仕事」とは限りません。単価が低くても途切れないことは、開業初期には大きな価値。安定と単価のバランスで選びましょう。

02まずは委託で「稼ぎながら学ぶ」

開業直後にいきなり直請けを狙うのは難しいもの。配達の段取り、エリアの土地勘、1日の体の使い方は、実際に走らないと身につきません。最初は運送会社の委託やマッチングで「稼ぎながら学ぶ」のが合理的です。

  • 研修つきの委託は、配達の基本を体で覚える場として優秀。
  • 最初の数か月は「単価」より「安定して件数を回せる体づくり」を優先。
  • 同時に、自分のエリアにどんな荷物・荷主がいるかを観察しておく(直請けの種になる)。

仕事の探し方そのものは仕事の探し方のページで、単価の考え方は収入シミュレーションで確認できます。

03直請けの荷主はどこにいるか

直請けとは、運送会社を介さず荷主と直接契約すること。手数料が抜かれないぶん単価が上がります。その荷主は、身近に案外たくさんいます。

荷主のタイプよくある配送ニーズ
ネットショップ・EC事業者商品の発送、当日・翌日配送、定期出荷
卸・問屋・メーカー取引先への定期便、店舗への納品
飲食店・小売店仕入れ配送、店舗間の横持ち、デリバリー
建材・部品・印刷など地場企業現場・取引先へのスポット/定期配送
士業・不動産・病院など書類・サンプル・備品の定期/緊急便

ポイントは「毎日・毎週、決まった荷物が出る先」を見つけること。単発より、定期の仕事のほうが収入が読めます。

04営業の実践と選ばれるコツ

直請けの開拓は、特別な営業スキルよりも「誠実さ」と「対応の速さ」で決まります。次の順番で動くと、無理なく広げられます。

  1. 既存のつながりから当たる(今の取引先、知人の会社、家族・友人の勤務先など)。
  2. 紹介を頼む(「近くで荷物が出そうな会社があれば教えてください」と周囲に一言)。
  3. 地場の企業へ直接アプローチ(電話・訪問・問い合わせフォーム。数を当てる)。
  4. ネットで受け皿をつくる(簡単なプロフィール/実績ページ、SNS、マッチング登録)。
選ばれるコツ

荷主が業者を選ぶ決め手は、①連絡がすぐつく ②時間を守る ③荷物を丁寧に扱う ④料金が明確の4つ。派手なアピールより、この当たり前を徹底できる人が選ばれ続けます。名刺と、料金の目安を書いた1枚の資料があると話が早く進みます。

05リピート・紹介を生む仕事の仕方

新規開拓はエネルギーを使います。だからこそ、一度つかんだ荷主に「またお願いしたい」と思ってもらうことが、いちばん効率のよい営業になります。

  • 時間を守る早すぎず遅すぎず。遅れそうなら必ず事前連絡
  • 報告・連絡・相談をこまめに完了報告、イレギュラーの共有
  • 荷物を丁寧に扱う破損ゼロは最大の信用
  • +αの気配り積み下ろしの手伝い、置き場所の配慮、笑顔のあいさつ
  • 無理な約束をしないできないことは正直に。信頼は約束を守った回数で貯まる

06単価を上げる・交渉する

いきなり値上げを切り出すのは難しいですが、実績を積めば余地は生まれます。交渉は「感情」ではなく「事実」で行うのがコツです。

  • 実績を示す(無事故・無遅延の期間、対応件数、柔軟に受けた緊急便など)。
  • 相場を把握しておく(他社・他案件の単価を知り、根拠を持って話す)。
  • 閑散期を埋める提案とセットにする(「この曜日も動けます」と価値を足す)。
  • 専属化のメリット・デメリットを見極める(安定と引き換えに他案件が受けにくくなる)。

07案件ポートフォリオの組み方

収入を安定させるには、性質の違う仕事を組み合わせます。イメージは「土台+積み増し」です。

役割内容ねらい
土台定期の委託・企業配(週◯日固定)毎月の最低収入を確保
積み増しスポット・チャーター空き時間で上乗せ
育てる直請けの荷主単価と安定を高める
リスク分散

1社の売上が全体の大半を占める状態は危険です。「1社が切れても他で半分は残る」構成を目指すと、単価交渉でも強気に、精神的にも楽に働けます。

自分に合う始め方を、3分で診断

希望の収入や使える時間から、向いている仕事の取り方が見えてきます。

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配送マッチング登録

まずは案件を確保。空き時間を単発で埋める。

マッチングに登録 →

名刺・チラシ作成

荷主への営業に。実績と料金を1枚で伝える。

作成ツールを見る →

会計ソフト(請求・記帳)

直請けの請求書や帳簿づけをスマホで。

会計ソフトを見る →

08よくある質問

Q軽貨物の直請けはどうやって見つけますか?

ネットショップ・卸・メーカー・飲食/小売・地場企業・士業などが候補です。既存のつながりや紹介から当たり、地場企業へ直接アプローチし、実績ページやマッチング登録で受け皿をつくるのが基本です。

Q営業が苦手でも直請けは取れますか?

取れます。決め手は、連絡がすぐつく・時間を守る・荷物を丁寧に扱う・料金が明確という当たり前の徹底です。誠実さと対応の速さが選ばれます。

Q単価を上げるにはどうすればよいですか?

実績を示し、相場を把握したうえで、閑散期を埋める提案などの価値とセットで交渉します。感情ではなく事実で話すと通りやすくなります。

Q1社の委託だけに頼るのは危険ですか?

はい。単価切り下げや契約終了で収入が消えます。委託・スポット・直請けを組み合わせ、1社が切れても他で半分は残る構成を目指しましょう。